入社してすぐの会計士CFOが新規事業のPdMに挑戦! エンジニアチームの柔軟な発想と協力的な姿勢に助けられた

和田拓馬

デジタルキューブの中の人をご紹介する社員インタビューシリーズ。第6弾は CFO の和田さんです。和田さんは、入社後すぐにクラウドサービス「FinanScope(ファイナンスコープ)」の開発に関わり、PdM(プロダクトマネージャー)を務めました。
※内容は2024年2月の取材時点のものです。

和田 拓馬(わだ たくま)

  • 取締役 管理部長 / Board Director CFO
  • 趣味: ゴルフ、スポーツ観戦(Jリーグ、阪神タイガース)、海外旅行(最近は国内しか行けていないですが…)

FinanScope の概要について教えてください。

FinanScope は、主に地方の企業の事業成長や事業承継をサポートするクラウドサービスです。我々は M&A や IPO が事業成長や事業承継の選択肢になると考えているんですが、M&A や IPO に取り組む企業は、何から手をつければよいのか分からない、ハードルが高いと感じているケースが多いんです。

FinanScope では、これらの必要なタスクを見える化し、一元的に管理できるため、プロジェクトの進行をスムーズにし、さらには事業成長そのものの加速に寄与することができると考えています。

[TPM上場クラウド] IPOタスク管理ツール - FinanScope

━━ デジタルキューブとしても、2022年11月に M&A でヘプタゴンとグループ会社になっています。

はい、まさにその時の経験が FinanScope には活かされていて、我々が苦労したことを改善する機能や「こういうツールがあったら便利なのに」と感じていた機能が入っています。
我々も当初は何から手をつければよいのか分からない状態からスタートしました。おそらく地方の企業の皆さんも同じような課題感なのではないかと思いますので、その部分でも寄り添えるのではないかと考えています。

━━ FinanScope はデジタルキューブのサービスの中でも、これまでとは違った領域の新サービスです。プロジェクトが動き出すきっかけやどんなことから始めたのか、教えてください。

元々、私は大手会計事務所で働いていました。その後、M&A のコンサルティング会社で事業承継支援業務に携わり、デジタルキューブに参画しました。これまでの経験を振り返ってみると、業務プロセスにはアナログな部分が多く残っていることに気付きました。そこで、その DX(デジタルトランスフォーメーション)を、デジタルキューブでサービス化できないかと考えました。

関連会社のヘプタゴンには複数のクラウドエンジニアが在籍していましたし、私自身が会計の知識を持っていたので、私が設計図を準備し、エンジニアチームはそれに基づいて開発を進める、という体制で開発が始まりました。

このプロダクトは、WordPress や AWS を扱うこれまでのデジタルキューブの SaaS とは異なるものでしたが、「常に学び続ける」というバリューに基づいて、新しい取り組みとして始動しました。

これまでにデジタルキューブが提供してきたサービスと共通する部分はありますか?

アプローチは異なりますが「地域の課題を解決し、不自由を打破する」という点においては、デジタルキューブがこれまでにやってきたことと同じだと思っています。

さらに、デジタルキューブはこれまで社外のコミュニティとも関わり、外部の視点も取り入れてきました。今回、IT業界外の人間だった私の会計の知識を活かして、FinanScope が生まれたというのも、デジタルキューブだからできたことじゃないかと思っています。

FinanScope のローンチまででは何が一番大変でしたか?

サービスの立ち上げは初めてだったので、いろいろと考えなければならないことが多い… これが非常に大変でした。まず、サービス名の検討から始まり、ウェブサイトの構築、さらには SaaS としてダッシュボードの開発も必要でしたし、価格設定についても慎重に考えなければなりませんでした。

正式リリース前には、デモ版を作り、そのデモ版をチームメンバーで検証して、フィードバックを行い、開発に反映させて… このプロセスを通常の業務と並行して進めなければならないので、プロジェクトのスケジュール管理やマネジメントも非常に大変でした。

しかも、進行中に「本当にこれでいいのか」という疑問が浮かぶこともあったりして… そんなこともあるので、定期的にレビューを行いながら完成形に近づけていったんですが、仮説を検証して精度を高めていくプロセスは、楽しみでもありました。

━━ 入社してすぐに新サービス開発、という流れでしたが、各メンバーとのコミュニケーション、印象はいかがでしたか?

入社してからエンジニアの皆さんとコミュニケーションを取るようになったんですが、非常に有意義な経験をしました。メンバーは「この実装はできないけど、代わりにこちらの方法なら可能かもしれない」といった提案をしてくれるんですよね。エンジニアチームが様々な選択肢を示してくれるのは、本当にありがたいことで、今もメンバーの柔軟な発想と協力的な姿勢に助けられています。

業務領域も規模も異なる違う業界からの転職、ですが、文化や風土での違いは感じましたか?

前職は規模が大きい会社で、スケジュール、数字、予算などが厳格に管理されて、ルールや体系もしっかりしていました。一方、デジタルキューブは、前職のような厳格なルールはなく、どこにゴールを設定するか、どうやって進めるかなど、現場主導で決めていくことが多く、自由な雰囲気を感じますね。

━━ 扱う商材についても SaaS ではなかったんですよね?

前職はコンサルティング業だったので、人の時間を販売し、その時間に対して費用を請求するという感覚が強かったんですが、デジタルキューブが提供しているのは SaaS なので、最初に開発投資をして、その後で投資を回収するスタンスです。投資回収は測りにくい部分もありますが、それによって自由な発想が生まれやすいと思います。

━━ 確かにローンチしてからが勝負というか、当初の計画にこだわりすぎるとうまくいかないかもしれません。いかに機能を洗練させて、価値を高めていけるかが重要ですね。

開発や運用が進むにつれてターゲットや改善点が明確になり、サービスとしても成長していきますし、それをチームで成し遂げていくということも、やりがいを感じるポイントかもしれません。

FinanScope は導入いただいた会社さんから機能追加のご要望もいただいていますし、これからもさらに使いやすく改良していきます。引き続きよろしくお願いいたします。


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