飲料メーカーから未経験でフロントエンドエンジニアへ。周りの力を借りながら大規模プロジェクトを完遂

デジタルキューブ 大矢 裕貴

デジタルキューブの中の人をご紹介する社員インタビューシリーズ。第5弾は、2021年に入社したフロントエンドエンジニアの大矢さんです。
※内容は2024年3月の取材時点のものです。

大矢 裕貴(おおや ひろき)

  • 2021年入社 プロダクトデザイン部 フロントエンドエンジニア
  • 趣味: ゲーム、コーヒー(特に Mt.RAINIER は毎日飲んでます)、ウォーキング(運動不足の為)

仕事内容を教えてください。

現在、私は2つの自社サービスのダッシュボード開発に携わっています。8割の時間は「FinanScope」に、残りの2割は「Amimoto」に使っています。

どちらも具体的にはフロントエンドのロジックとデザインの実装が主な仕事内容です。
フロントエンド開発には HTML、CSS、JavaScript を使用しています。JavaScript のフレームワークには主に React を使ってユーザーインターフェースの開発を行っています。外部サービスとしては、AWS Amplify や  Netlify、決済システムである Stripe などを使用しています。

HTML、CSS、JavaScript に関しては、デジタルキューブに入社する前から少し学習を進めていたので多少知識はあったんですが、Stripe や AWS に関しては今でも完全にわかっている状態とはいえなくて、フロントエンドエンジニアの先輩やAPI連携を担当しているプログラマーに質問や相談をしながらアウトプットをしているという感じですね。

── と言いつつも、FinanScope に関してはサポートを受けつつも開発をリードしているのは大矢さんなんですよね?

そうですね。でも、毎週の 1on1 では質問ばかりしている感じです。

── 関わる時間が一番長いものは、React ですか?

はい、React です。ブラウザ上で動いているのが見たい、インタラクションが見たいという要望もありますし、自分でもそう思うので、動きの部分に時間をかけることが多いです。

デジタルキューブへはどんなきっかけで転職されたんですか?

デジタルキューブへの転職は、人のつながりとちょっとした偶然から始まりました。もともと私は飲料メーカーで働いていたんですが、日々の業務をこなす中で、この職場でずっと働くのかどうか、と将来に対して漠然とした不安を感じるようになりました。同時に、何か新しいことに挑戦したいとも思い始めていました。

以前からパソコンやウェブ関連の技術に興味があったので、その分野で仕事ができないかと考えていました。オンライン学習と並行して転職活動をしていたんですが、ある時、母の職場の同僚の旦那さんがデジタルキューブで働いていると聞き、何かアドバイスをもらえないかと思い、連絡を取ってみたんです。その結果、実際に会って話を聞く機会を得られ、お話を伺ったところ、デジタルキューブでの仕事内容や環境に魅力を感じました。

特に、私がやりたいと思っていたフロントエンドの仕事ができると聞いて「これはチャンスだ」と思い、ポートフォリオを持ち込んで積極的にアプローチしました。幸運なことに、その姿勢やポートフォリオが評価されて、デジタルキューブへの転職が実現したんです。人とのつながりとタイミング、その時の行動が大きな転機になったと感じています。

元々、学生時代に IT やプログラミングを学んでいたんですか?

いいえ、学生時代に IT やプログラミングを学んでいたわけではありません。私の専攻は文系で、国際政治学や経済学を学んでいました。パソコンに関しては、インターネットのウェブページを見たり、そこにあるアプリケーションみたいもので遊んだりと、娯楽で使用するくらいのレベルでした。プログラミングやウェブ開発についての知識や経験は、学生時代にはほとんどありませんでしたね。

実際に IT 業界に興味を持ち始めたのは、社会人になってからです。新しいことに挑戦したいという思いと、パソコンやウェブに対する興味から、自分で学び始めました。

未経験での入社ですが、不安ではなかったですか?

正直言ってかなり不安でした。最初は「とりあえず入ってから考えよう」という感じでしたが、本当に何もわかっていない状態での入社でしたし、母の知り合いということもあって「入ってすぐ辞めるっていうのもできないな」という想いもありました。

でも実際に仕事を始めてみると、予想以上に業務が面白くて、新しい環境や仕事内容に対する興味が徐々に不安を取り除いてくれました。

ただ元々、対面でのコミュニケーションに慣れていた私にとっては、リモートワークという環境も結構な挑戦でした。業務のことに関しては結構慣れてきたんですけど、それ以外の、 普通の会話というか、そういうのは今でもあまりできていないと感じています。

デジタルキューブ 大矢裕貴

入社後のスキルアップはどのようにしていますか?

自分で調べたことを踏まえて質問しながらですね、周りの方にちょっとずつ聞きながら、っていう感じです。週1回の 1on1 でも質問ばかりしています。ベースがわかってくると、ある程度「こうしたらこうなる」ということがわかってくるので、踏み出してしまえば、あとは慣れていくだけです。実際に手を動かしながら、試行錯誤を繰り返すことで、理解を深めています。

業務の中で楽しいと感じるのはどんなところですか?

業務の中で楽しいところは、やはり自分が書いたコードが実際に機能して、それが公開されて使われるところですね。何かを作り出す過程で直面する様々な課題をクリアしていくこと自体に、大きなやりがいを感じます。悩みながらもいろいろと頑張った結果「あ、動いた」という瞬間が嬉しいですね。

これまでで一番の達成感を感じたのは、Amimoto のダッシュボードリニューアルプロジェクトをやり遂げた時です。私にとって初めての大きなプロジェクトで、自分で書いたコードが公開され、使われ始めた瞬間は本当に嬉しかったですね。

辛い時もありますか?

新しい機能を実装する、今まで手をつけたことがないような技術や方法に挑戦する時は辛さを感じることもありますね。未知の領域に踏み込むことは刺激的でもありますが、同時に解決策が見えない課題に直面した時は、かなりのストレスを感じます。

また、フロントエンド開発では、デザインと機能性のバランスを取りながら開発を進める必要がありますが、思い描いた通りに実装できない時も辛いです。特に CSS に関しては、細かいスタイル調整で思ったようにいかないことが多く、細部の調整に時間がかかると、進捗に対するプレッシャーを感じることもあります。

以前と今の自分を比べて、成長したなと思うところは?

個人的に自信がついたというか、不安になる時間が少なくなりました。以前は、とりあえず動けばいいと考え、ソースコードの品質にはあまりこだわっていませんでした。ただ、今はダッシュボード全体の効率性や機能性、速度、運用性といった観点を考慮しつつ、抜け漏れがないかを周りに確認しながら進められており、先輩からも「いいね!」と言われることが増えてきたように思います。

不安なことはありますか?

業務は本当に楽しいんですけども、社内のコミュニケーションの部分で、結構不安になったりするんですよね。自社サービスの開発をリードする立場として、もっと前に出て行かなきゃいけないのかなと思いますし、自分からどんどん出ていくようなことが求められているのかな、とも思うんですが…

── 例えば自分の役割のレベルが上がっていった時に、意見を言えるような形じゃないと成り立たなくなってくるんですよね。多くの場合は、その辺をどっかで割り切らなきゃいけないタイミングが来るんじゃないかと思いますが、デジタルキューブではどうですかね…

後輩ができた時に、自分が率先して意見を言えるようになりたいな、とは思うんですけども… こう、「俺の話を聞け!」みたいなのは、ちょっと難しいのかなっていう。

これからチャレンジしたいことは?

今は完全にフロントエンドしかやってないので、バックエンドも見てみるというか、やってみたいなと思っています。最近、フロントエンドのフレームワークでも、サーバ側と連携するものが多いんですよね。今後、やれることを増やしていく意味でも、フロントエンドの知識だけではなくて、サーバやバックエンドの知識を学んでいきたいと考えています。

プライベートでは… ずっと実家暮らしなので、そろそろ出てみたいと思っています。

今はリモートワークということもあって家にいることが多くて、あまり人と会っていないんですよね。実家から出れば、 今よりは人と出会う機会が増えるように思います。なので、そうですね…今年の目標は「家を出る」にします。


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