退職者インタビュー 怒涛の日々で学んだスキルとスタンス、これからのキャリア【後編】

デジタルキューブの中の人をご紹介する社員インタビューシリーズ。第5弾は、2021年に退職された元デジタルキューブ フロントエンドエンジニアで、現在は Stripe Japan で Developer Advocate を務める岡本 秀高さんに、代表の小賀と共にお話を聞きました。

後編は、転職活動のきっかけとデジタルキューブ退職に至るまで、そしてこれからのキャリアについて伺いました。
※内容は2023年9月の取材時点のものです。

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岡本 秀高 (おかもと ひでたか) さん

  • 在籍期間: 2015/08/01 – 2021/11/19
  • ウェブサイト/SNS: https://hidetaka.dev/ja-JP/
  • 現職: Stripe – Developer Advocate
  • 趣味: 和太鼓・コーヒー・ゲーム
  • 休日の過ごし方: 子供と外出・コミュニティイベントへの参加・習い事
聞き手: 人材開発室 恩田淳子

転職活動から、デジタルキューブ退職へ

— 転職活動を始めたきっかけについて教えてください。

岡本: そもそも、転職したくて転職活動を始めたわけではありませんでした。

デジタルキューブに入る前からになりますが、自分のスキルレベルを客観視するためにも、OSS やコミュニティ活動を個人的にも仕事としても続けていました。

その流れもあって、辞める気はないものの「もし辞めても他で通用するスキルを身につけよう」という意識は常に持っていました。入社1年半から2年目くらいからは、定期的に他社の求人状況を見ては「これならデジタルキューブのままでいいか」という棚卸しをするようにしていました。

そうこうしているうちにコロナ禍になり、OSS やコミュニティ活動を通じて交流のあった  Stripe でリモートワーク採用が始まったことを知ったのが転職活動のきっかけです。

— 転職活動から内定まではどんな流れで進みましたか?

岡本: 書類選考と、面接が数回ありました。応募した職種の関係上、英語の面談もあったので大変でした。

ただ、OSS やコミュニティ活動などで「何ができるか」「何をしてきたか」が見える状態にはじめからなっていたのはかなり助けになったと思っています。

— 転職活動の選考時に気を付けていたことがあれば教えてください。

岡本: まず「Stripe としてはこういう人材がきたら嬉しいはず」という想定ゴールを設定し、相手から見て「入社したらどういう動き方や働き方、貢献をしてくれそうか」がイメージできるように、事前にレジュメや資料を用意しました。

また、提出前や面接前に知人にレビューを依頼するなど、自分の物差しだけにならないように気をつけました。

小賀: 確か最初はサポートエンジニアで行こうとしていて、おそらくサポートエンジニアとしてはちょっと厳しいけど、マーケ領域としては良い人材だということで、ひでくん用にポジションを作ってもらったんだったよね。

— デジタルキューブに退職を申し出た時のことを教えてください。

岡本: 辞めることを報告した際、一言目が「行ってこい」だったのは印象に残っています。

小賀: なんかさ、いつも来ないくせに突然オフィスに来たよね。

「ひでくんがオフィスに来た時点で何となく察しはついていた」という小賀

岡本: 一度空振りしたんですよね…誰もいない日にオフィスに行っちゃいましたね。2回目は小賀さんがいるか確かめてから出社しました。

小賀: 「小賀さん。今日、いますか」って改まって事務所に来てさ。1日無言で働いて夜になって、もうそろそろ帰らんとやばいよ、今日様子が違うけどなんなん、なんかあるんだろ、…早よ言え!って言ったらやっと切り出したよね。

岡本: 今思うと、告白する前の男子高校生みたいでしたね…。僕、かなりしどろもどろでしたけど「つまりどういうこと? Stripeに行くのか?」「決まったんで行こうと思います。」「お、よかったやん行ってこい、うちの会社からユニコーン企業なんて最高じゃないか。」って。今でも覚えています。本当にありがたかったです。

そこからは急な引き継ぎなどでいろんな方に迷惑をかけたでしょうけど、ポジティブに送り出してもらえたことで、今も交流が続けられているのかなと思います。

インタビュー中の岡本秀高さんとデジタルキューブ代表の小賀さん写真2
話している時の2人の笑顔がぜんぶ最高でした

— 離れてみて感じる、デジタルキューブの良さや、逆に改善点があれば教えてください。

岡本: 退職後に体制がかなり変わった気はしますが、OSS やコミュニティ活動に業務時間で携わることにポジティブな会社は、やはり希少だなと感じました。DevRel / マーケなどの職種以外の人間が動ける会社となると、まだまだ限られている気はします。コミュニティの感覚はデジタルキューブで培われたし、自分で機会を作っていくきっかけももらえたのですごく感謝しています。

改善点で言うと「リリースした機能はどれくらい利用されているか」や「どのステップで迷うユーザーがいるか」などの測定や分析に手が回っていなかったことが心残りですね。そのあたりまで手を回せるようになって仕組みまで作れると、より伸びるのではと思ってます。

現在のお仕事と今後の目標について

— 今の仕事でやりがいや面白さを感じるポイントを教えてください。

岡本: 日本・APAC でひとりなので、チームの計画をどうローカライズするかや日本の状況をどうチームに共有するかなどのプランニング・測定方面のタスクに追われています。

プログラマーとして伸ばしたスキルを活かして、自動化を企んだり製品知識のインプットを効率化したりしつつ、考える時間を増やすようにしています。

— これからどんなキャリアを歩んでいきたいですか?

岡本: 「できることからやって、並行して色々小さい失敗を積み上げる」でやってきたので、長期のプランはあまり考えていなかったりします。

が、どこでどう働くにせよ「製品の機能」より「どんな問題を解決してくれるのか?」を自社製品に限られない形で考えたり提案できたりする存在になりたいと思っています。

— ありがとうございました!

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