HTTP/2 とは何か、またなぜ重要なのか

高速道路での混雑状況を想像してみてください。例えるなら HTTP/1は、たった1車線しかない道路に前後の車がぴったりとくっついて走っている状態です。次に各車が専用の車線を与えられて、そこをアクセル全開で走っている状態を想像してみてください。これが HTTP/2 です。車でたとえると、HTTP/1 とHTTP/2 にはこのような違いがあります。

HTTP やプロトコル、その他技術的な単語にあまり慣れ親しみがなくともご心配なく。 上の話は HTTP/2 についての簡単な説明と、そして Amimoto がなぜ採用しているのかというたとえ話です。

HTTP はネットワークプロトコルで、サーバからブラウザなどへのデータ転送などを可能にしています。サイトへアクセスしたときやメールをチェックしているときなどにこのようなことが裏側で実行されています。業界のリーダーが技術の変更を検討するまでの過去15年間、この技術は標準であり続けていました。この技術の更新は IETF の HTTP Working Group が主導し、Google や Twitter、マイクロソフトといった誰でも聞いたことのある企業の支援を受けています。

対処する理由はインターネットのトラフィックでした。人類史上かつてないほどのデータ量を作り出し、送信し、その量を毎年更新し続けている現在、ネットワークのアップグレードは避けて通れないものでした。

HTTP/2 以前、接続は1度につき1つだけでした。サイトへアクセスすると、サーバはこのように返してきます: 最初にスタイルシートを読ませ、次に JavaScript、その次に HTML といった具合です。大きいサイズのファイルは処理やダウンロード回数のボトルネックになっていたはずです。

同じサイトで HTTP/2 を使った場合、すべての接続が同時に行われ処理されます。順々にファイルを1つずつダウンロードすることもないし、大きいサイズのファイルが落ちてくるのを待たずにコンテンツのダウンロードができます。HTTP/2 の一番いいところはそのスピードと互換性の高さです。コンテンツ管理者はコンテンツがアクセス時にいつどのように処理されるかについて全く気にすること必要がないからです。

HTTP/2 を選択することはかなり簡単ではあるものの、一般的になっているとは言えません。 HTTP/2 の採用は14%ほどにとどまっているという統計も出ています。Google や Facebook といった大手の事業者が採用しているという状態です。このHTTP/2 採用のトレンドはこれからも広がっていき、企業がサイトやサーバを更新・再開発したりすることでさらに広がっていくことでしょう。

Amimoto では、Amazon Web Services で展開している私たちの セルフホスティング 製品やマネージドホスティングプランで HTTP/2 を採用しています。利用者様やクライアント様が最速の WordPress を使えるようにしてきた私たちは HTTP/2 のアーリーアダプターでした。

HTTP/2 はお試しになられましたか? Amimoto には HTTP/2 に対応済みの1 クリックで起動する AMI が Amazon Web Services でご利用いただけますし、マネージドホスティング でもご利用いただけます。是非次のプロジェクトについてお聞かせください。

HTTP/2 についてもっと知りたい場合は Frequently Asked Questions about HTTP/2 をご参照ください。

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