WCEU セッションハイライト: Variable Font: ウェブデザインの未来

来たる WordCamp Europe に備えて、開催されるセッションやトピックス、ワークショップ、イベントに焦点を当てていこうと思います。

今回は、とりわけ注目しているセッションをご紹介しましょう。

過去10年間でウェブにおけるタイポグラフィは劇的に進化してきました。昔は選択肢がシステムフォントだけでせした。
ところが今では、Google Font や Typekit といったフォントプロバイダの美麗なフォントを、それも目もくらむほどの数から選択ができるようになっています。ネットのフォント愛好家にとっては、今までないほどに良い状況になってきています。しかしながら、最近まで、タイポグラフィ革命の背景にあるテクノロジは、爆発的な成長に遅れをとっているのではないかという主張がありました。
自由に使えるフォントが数多くあるため、それぞれのスタイルをそれ自身のファイルから読み込む必要があります。これは適用されるべきスタイルの数やどんなスタイルが利用できるかもしれないという規制や制限にさえ繋がります。
デザイナーや開発者には、ウェブやタイポグラフィーの使用の最適化に関する内部的な質問よりも、制限の多いオプションが残されています。過去数年で新しい答えが出始めてきました。Variable Font です。

Variable font は、以前から存在しているウェブフォントとは少し違います。Variable font は、1つのスタイルのみ内包されているだけでなく、その間を補完できる複数の特性を備えています。
説明のために、1つのフォントにつき2つの特性が備わっていると仮定しましょう。
1つ目の特性は細字。2つ目は太字。
このフォントでは、たった1つのフォントファイルで、ユーザが1つ目のスタイル (細字) と2つ目のスタイル (太字) の切り替えができたり、その中間のスタイルの利用ができます。言い換えると、Variable font には、数多くのフォントファイルをサイトにアップロードすることなく、数千ものフォントスタイルを利用できるという優れた力があります。

1フォントファイルに存在している複数のフォントスタイル

Font Playground で実際に Variable font を試してみてください

ファイルサイズの削減に当然メリットはあります。
ただ、Variable font の活用方法に関して一番興味深いことは、レスポンシブデザインとアクセシビリティでの利用です。
フォントを変数により変更できるという機能により、あらゆるユーザーのニーズに適応するフォントを作成できます。私たちが Ana Cirujano 氏のセッション Variable fonts: The future of web design に興味を持っているのはそれが理由です。

Ana はスペインのデザイナーで、Webデザインと開発の修士号を取得しています。彼女は10年以上にわたってデザインを実践しており、地元のWordPressコミュニティでデザインチームを率いるだけでなく、Collado Villalba Meetup の共催者でもあります。

Ana は WordPress 上の Variable font が、将来どのように進化していくのかを議論する予定です。 Anaは、Variable font の仕組みについて解説し、利点について詳しく説明します。 Anaが可変フォントを効果的に使用する方法の実際の例をいくつか示してくれることを、私たちは特に期待しています。

ベルリンであなたに会えることを願っています。